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急性期脳梗塞治療薬「NCS-01」 第1例目の投与を実施

ニュースリリース

NCメディカルリサーチ株式会社(本社: 東京都港区、代表取締役: 佐々木 経世、以下「NCMR」)は、ヒト骨髄由来間葉系幹細胞(MSC)を原材料とした再生医療等製品「NCS-01」の、米国における急性期脳梗塞患者を対象にした臨床試験フェーズ1/2について、最初の被験者の組入が2021年3月に開始されましたのでお知らせします。

脳梗塞は、脳血管が詰まり、血流が止まることで、脳組織が壊死または損傷することによっておこる脳機能障害です。日本の新規患者の発生数は年間約30万人で、その約8割において死亡または後遺症が残ると言われています。さらに要介護状態となった場合、家族の労働機会の損失を含めた経済的負担は一家計あたり年間約1,100万円、介護が数年続いた場合の負担総額は数千万円以上と試算されており、社会的に重要な問題となっています。

現在、急性期脳梗塞の治療は血栓溶解療法が主流ですが、適用が発症後4.5時間以内に限定されているため、実質的には脳梗塞患者の10%程度しか治療を受けられていないと言われています。そのため、脳梗塞治療には利便性と効果を兼ね備えた“革新的治療法”が望まれています。

「NCS-01」は、独自の製造プロセスを用い、ヒト骨髄由来間葉系幹細胞(MSC)を原材料とした再生医療等製品であり、脳梗塞モデルラットにおいて脳梗塞サイズの減少や神経機能の改善をもたらすことが確認されております。

NCMRは急性期脳梗塞を適応症とした細胞治療薬「NCS-01」をいち早くお届けできるよう、研究開発を推進してまいります。

NCメディカルリサーチ株式会社について

イーソリューションズ株式会社の子会社として、急性期脳梗塞を適応症とした再生医療等製品「NCS-01」の研究開発を行っており、臨床試験を開始いたしました。

本社: 東京都港区虎ノ門4-3-1
代表者: 代表取締役 佐々木 経世
設立日: 2004年12月14日
ウェブサイト: http://www.ncmr.co.jp/